国土交通省は、2024年4月にスタートした日本版ライドシェアについて、雨天によるタクシー利用者の増加に対応できるよう7月1日(月)から運行時間や台数を拡充すると発表しました。
日本版ライドシェアは、一般ドライバーが自家用車を活用して、有償で乗客を運送するサービスです。2024年4月に施行された改正道路交通法に基づき、タクシー事業者が主体となって運行管理を行う形態でスタートしました。
東京23区や名古屋、京都など一部地域で、地域ごとにタクシーが不足している曜日や時間帯等の条件付きでサービスが開始しています。
7月1日からの日本版ライドシェア拡充について
日本版ライドシェアがスタートして以来、雨天時の需要が大きくなる傾向が確認されたため、雨天時の運行時間や台数が拡大されることとなります。
2024年7月1日(月)より拡充されます。
使用可能な時間帯
- ・ 1時間5㎜以上の降水量が予報される時間帯に、日本版ライドシェアの車両の使用が可能になります。
使用可能な車両数
- ・ これまでは使用不可であった時間帯については
各営業区域において使用できる日本版ライドシェア車両の最大まで使用が可能となります。 - ・ これまでも使用可能であった時間帯については
各営業区域において使用できる日本版ライドシェア車両の最大の2倍までの使用が可能となります。
これにより、雨天時の移動手段不足の解消を目指します。
対象地域
以下の都市及びその周辺のエリアが対象となります。
東京都特別区、横浜市・川崎市、名古屋市、京都市、札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市
※ 他の地域については今後検討されるということです。
今後も利用者の利便性向上に向け、日本版ライドシェアの更なる拡充が期待されます。
参考元:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000432.html)